対象書籍
書籍『トモエそろばんの大人のそろばん塾』
監修:トモエ算盤株式会社、澤口俊之
発行所:株式会社日東書院本社
全体的な印象
全体的な印象としては、
初心者向けの本という感じです。
全体の約8~9割を
基礎的な『そろばん』の使い方にさき、
図解を使って丁寧に解説しています。
残りの1~2割は、澤口先生の記事と、
『そろばん』の豆知識が各章の間に、
掲載されているという構成となっています。
まったくもって『そろばん』を
やったことがない人にとっては、
この一冊があれば珠の動かし方を
マスターすることが出来るでしょう。
簡単なドリルも一緒に掲載されているので、
一通り『そろばん』の基礎が分かったところで、
すぐに実践できるというのは非常に親切ですね。
ただ、基礎的な『そろばん』の
珠の動かし方の解説がほとんどなので、
経験者は読むところが少なく、
物足りなさを感じてしまうと思います。
あのテレビ番組でおなじみ
私がこの本を読んで一番興味が湧いたのが、
この澤口俊之先生の“脳と『そろばん』の関係”
についての研究結果の記事です。
澤口先生と言えば、
フジテレビで放送中の『ほんまでっか!?TV』で、
独特なキャラでいつもお茶の間を笑わせてくれる
あの少し変わった先生です(笑)
脳の老化というのは、
年をとるに従って起こるもので、
これは誰にも止めることは出来ません。
しかし、澤口先生曰く、
“そろばんで脳を鍛えることによって、
おそらく30歳、40歳のレベルの脳機能を
80歳ぐらいまで保てるのではないか”
ということなんです!!
これすごいですよね!
『そろばん』は、
脳の老化予防や認知症予防に、
以前から使われたりしていますが、研究が進んで、
“やはりそれは間違いではない”ということが、
証明されているんですね。
地味におもしろかった
私の中で地味におもしろかったのが、
各章の間に掲載されているコラムにあった、
変わり種そろばんの中のひとつ。
その名も…
“エアそろばん”
これなんですが…珠がなくて、
そろばんの枠しかないんですよ(笑)
暗算をする際に、
“イメージしやすいように作られた”そうですが、
これって『そろばん』って言っていいのか??
端から見ただけでは、
それはもう『そろばん』じゃなくて、
ただの枠です!!(笑)
まーいろいろあるんですね…(^_^;)
私の中でかなりツボでした!
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気になる方は、
是非読んでみてくださいね。
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