相違点①:難易度
一般的に言われているのは、
“日珠連の1級”と“全珠連の二段”が
大体同じくらいのレベルということです。
段位だけで考えても、
2ランクぐらい日珠連の方が難しい
と言われてきました。
ただ私は段位検定に関しては、
日珠連しか受けたことがないので、
全珠連の問題がどの程度のものなのか
正直分からないです。。。
日珠連の方が問題自体の難易度は高い一方、
全珠連は“応用計算”や“開法”など、
日珠連にはない科目が存在するので、
いっしょくたに比較できないところはあります。
社会的資格という観点からすると、
日本商工会議所が主催・後援している
日珠連の方が社会的評価は高いと一般的に言われます。
日本の経済三団体のうちの一つである
日本商工会議所が主催・後援している
資格だからということのようです。
相違点②:試験科目
上述したように、
受験科目に大きな違いがあります。
日珠連の試験科目
日本珠算連盟が実施する試験には、
段位認定試験
珠算能力検定試験(1級~10級)
暗算能力認定試験(1級~10級)
の3つがあります。
段位認定試験は、
準初段~十段まですべて同じ問題です。
認定試験の申し込みも
段位ごとに申し込むわけではありません。
その試験で獲得できた得点によって、
科目ごとに段位が認定されることになります。
ちなみに、段位認定試験には、
珠算科目と暗算科目が両方含まれます。
私が十数年前に現役でやっていた頃は、
当たり前のように両方受験していたのですが、
平成22年度から、
珠算科目と暗算科目を分離して
受験できるようになりました。
したがって、
“珠算科目だけ”や“暗算科目だけ”という
受け方ができるということですね。
とはいっても、
年に3回(6月・10月・2月)しか試験がないのに、
どちらかのみしか受けないなんて非常にもったい!
基本的に練習は珠算科目も暗算科目も
一緒に練習する塾がほとんどなので、
試験は毎回両方受けた方がいいですよ!
なお、各検定試験の主催者は、
以下の通りとなっています。
●珠算能力検定試験
1級~6級(準1級~準3級を除く)
⇒日本商工会議所主催
準1級~準3級及び7級~10級
⇒日珠連主催(日本商工会議所後援)
●暗算能力検定試験
1級~10級
⇒日珠連主催(日本商工会議所後援)
全珠連の試験科目
全国珠算教育連盟が実施する試験は、
珠算検定試験(段位試験・級位試験)
暗算検定試験(段位試験・級位試験)
があります。
段位は珠算・暗算ともに準初段~十段
珠算は1級~15級、暗算は1級~10級に分かれています。
段位から準6級までは、
文部科学省が後援しています。
全珠連の珠算検定試験では、
段位や級位によっては、
かけ算・わり算・見取り算の他に
伝票算・暗算・応用計算・開法から
2種または3種が審査選択となります!
ここが、
日珠連との大きな違いですね。
日珠連は、
かけ算・わり算・見取り算だけなのに対して、
全珠連は受ける科目がいろいろありますね。
ちなみに、
日珠連にも以前は伝票算があったのですが、
平成15年度から廃止されてなくなりました。
私も最初に所属していた、
そろばん塾は全珠連だったので、
2級合格までは全珠連の検定試験を受けていました。
途中から
日珠連のそろばん塾と掛け持ちをするようになり、
最終的には日珠連のそろばん塾所属になりました。
なので、1級~段位は、
日珠連の検定試験を受けていたので、
全珠連の“応用計算”や“開法”は、
まったくやったことがないんです。
『日珠連』と『全珠連』で、
受ける科目にこんな違いがあるなんておもしろいですよね!
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