そろばんのやり方を学ぼう!基礎編-Part.1-

そろばんを学ぶ

何事も基礎が大事!

そろばんに必要な道具が揃ったところで、実際にそろばんのやり方を学んでいきましょう。

まずは基礎編です。まったくやったことがない人もできるようになるべく分かりやすく説明していきますね。何をするにも基礎が大事!そろばんにも基礎があるので、最初に基礎をしっかりと身につけましょう。

目標はこのブログだけでも、そろばんができるようになることです。
頑張りましょう!

 

1から10までをそろばんであらわしてみよう!

1から10をそろばんであらわすと次の通りになります。

順番にそれぞれの数字を、そろばんに入れてみましょう。
ちなみにそろばんをする時は、珠を動かして数字を加えることを「(珠を)入れる」という言い方をします。逆に、数字を引く時は「(珠を)取る」と言ったりします。今後もよく使う言い方なので、覚えておいてくださいね。

1から10までをそろばんであらわすと以下のようになります。

      

まずは、1~4です。
白い点がついている枠より下の4つの珠は、それぞれ「1」をあらわします。
1つなら「1」で、4つなら「4」というわけです。これは簡単ですね。

 

ここで注意点があります!
1~4を入れる時は、珠を下から上に移動させるんですが、その時に使う指は必ず親指です!(コレ重要!!)
仮に右利きの場合で説明しますが、右手に鉛筆を握り、グーの状態で親指だけ動かすんです。その親指で、1の珠を下から上に移動させるんですね。間違っても、1の珠を下から上に移動させるのに、人差し指で上げないようにしてくださいね。

あと例えば、一度に4を入れる時は、1の珠を4つ“いっぺんに”上げます。4を入れるのに、1の珠を1つずつ入れないようにしてください。

 

そろばんは動かす珠が「5の珠」なのか「1の珠」なのか、また「(珠を)入れる」のか「(珠を)取る」のかによって使う指が違うんです。これは非常に重要で、初心者の人が最初に間違った指の使い方を覚えてしまうと、スムーズに計算できなくなってしまいますし、癖になってしまうと修正するのが大変です。さらに間違った指の使い方をしていると、人に見られたときめっちゃ恥ずかしいです(笑)
なので、正しい指の使い方を最初にしっかりと身につけてくださいね!!

珠の入れ方と使う指のパターンは、次の4パターンのみです。

1の珠を上げる⇒親指
1の珠を下げる⇒人差し指
5の珠を上げる⇒人差し指
5の珠を下げる⇒人差し指

1の珠を上げる時だけ親指を使うと覚えておけば、後は人差し指でOKということですね!

 

次は、5です。
これもそのままですね。一番上にある5の珠を下げるだけです。
5の珠は下げた状態が、5の珠が入っているということになります。5の珠なので、下げる場合も上げる場合も人差し指を使いますね。

 

      

6~9です。6~9は、5の珠と1の珠を組み合わせてあらわします。
5の珠+1の珠1個であれば、組み合わせて6になるということですね。

さぁこの時、どのように珠を入れたらいいのでしょうか。6~9を上の図のように入れる時は、5の珠と1の珠を別々に入れることはしません。人差し指と親指で、同時に入れます。ちょうど、白い点がある棒を珠で挟む(つまむ?)ような感じですかね。

 

最後は10です。
白い点が一の位なので、その隣が十の位になります。そこに1の珠を入れるだけで10になります。簡単ですよね。

 

ちなみに、そろばんにある白い点は「定位点」といいます。
3列ごとに点が打たれていますが、これは通常数字につける「コンマ(,)」と同じです。最初にどれか一つの定位点を選んで、珠を入れ始めます。その最初に選んだ点が「一の位」になり、そこを基準にして、定位点ごとにコンマを打っていくという感じになるんです。…とはいっても、最初はコンマは打つ必要がないので、“白い点=一の位”という認識で大丈夫です。

最初のうちは、そろばんの中央付近にある定位点に珠を入れるようにしましょう。そこが一の位になるので、その左隣が十の位、さらにその左隣は百の位というように、桁が続いていきます。

 

1から順番に足してみよう!

次に、1から10まで足してみましょう。

基礎的な珠の動きが分かれば、あとはその応用ですので、とりあえず1から10まで問題なく足せるようになりましょう。これは問題集などなくてもお手軽にできるので、気づいた時に練習してみるといいですよ。繰り返し練習して、体で覚えさせることによって、考えずに珠を入れることができるようになります。

これから珠の入れ方を説明するので、真似して珠を入れてみてください。
では行きますね!

 

1

まず1を入れます。
珠を一つ上にあげるだけですね。簡単です。このとき“親指”で珠を上げるという点に注意しましょう。

 

1+2=3

+2します。
さきほど入れた1に、2を加えます。①の状態から2を足すわけなので、1の珠を親指で2つ上に移動させます。結果、1円の珠が3つ上がっていますね。1+2の答えは3ということになります。簡単簡単!

 

3+3=6

+3します。
さぁ、ここからちょっと珠の動き方が変わります。②の答え「3」に、3を加えます。②の状態ですでに珠が3つ入っているので、そこから3を足すとなると1の珠が足りず入れられません。その場合は、5の珠を入れて(下げて)、1の珠を2つ取る(下げる)んです。

直接「+3(たす3)」ができないので、形を変えて「+5-2(たす5ひく2)」で珠を入れようということです。

 

ちなみに、冒頭にも言いましたが、5の珠を上げたり下げたりするときは、必ず“人差し指”を使います。これに対して、1の珠は、入れる(上げる)ときは“親指”を使い、逆にとる(下げる)ときは“人差し指”を使います。③のように、3+3をするのであれば、人さし指で5の珠を下げ、人さし指で1の珠を2つ下げる、というようにそろばんの珠を動かすということですね。3+3=6になりましたね。

 

5の珠を使ってたす時の原理は、その形を変えてたし引きするということです。
でも中には「5の珠は入れたけど、1の珠をいくつ下げればいいのかパッと分からない」という人もいるかと思います。そんな人は次のように覚えてしまいましょう。

1を足したかったら5入れて4下げる。
2を足したかったら5入れて3下げる。
3を足したかったら5入れて2下げる。
4を足したかったら5入れて1下げる。

これをを念仏のように頭の中で唱えながら計算していると、そのうちに意識しなくても指が動くようになりますよ。
③の[3+3=6]の場合は、3を足したいから、5入れて2下げるんですね。覚えちゃえば簡単なんです。

次回へ続くそろばんのやり方を学ぼう!基礎編-Part.2-

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