「伝票算」について
「伝票算」とは、
タテ9㎝×ヨコ13㎝の四角い紙に数字が記載され、
その紙の束をめくりながら計算する珠算科目です。
検定試験や各種大会では、
一枚の紙に5行の数字が記載されています。
それぞれの行の数字には、
番号がふられおり伝票をめくって、
“同じ番号の数字を足していく”という感じです。
「伝票算」に必須なのが“伝票ホルダー”
なかには伝票ホルダーを使わない
人もいますが大体の人が使います。
伝票の角を伝票ホルダーに挟んで、
固定した方がめくりやすいですからね!
伝票をめくりやすいように、
滑り止めのクリームを使う人もいます。
私も一時期使っていたことがあります。
日珠連で伝票が廃止される前は、
『そろばん』をするうえで、
伝票ホルダーが必須だったのですが、
今はもう、その必要はありませんね。
なんとなく寂しい気がします。
「伝票算」の廃止
「伝票算」廃止の衝撃
日珠連の伝票算は、
平成14年度に級位試験で廃止され、
平成15年度には段位試験でも廃止になりました。
過去に『そろばん』をやっていた私としては、
これは本当に衝撃でしたね。
経理実務でのシステム化
最近は、経理実務でも経理ソフトが普及し、
紙の伝票自体がなくなってきたからでしょうか。
私は公認会計士として、
大企業から個人事業主まで経理を見てきましたが、
“大企業で紙の伝票を使っているところはない”
と言っても過言ではないくらいシステム化されています。
中小企業や個人事業主で、
紙の伝票を作成しているところもまだありますが、
今は「Freee」や「MFクラウド会計」など、
会計の知識がない人でも入力できる会計ソフトが出たりしています。
そいった時代の流れの影響もあるのでしょう。
「伝票算」が苦手な人にはラッキー
伝票算は、
結構苦手にする人も多かったので、
“廃止されてよかった!”という人も、
いるのではないでしょうか?
私は、
そんなに伝票算に苦手意識はなかったので、
廃止されてしまったのは残念な感じがします。
むしろ、
伝票算は他の科目よりも成績よかったですね。
今となっては、
伝票のページがうまくめくれず、
イライラしたこともあったなぁ~
と、懐かしく感じています。
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