段位認定試験「わり暗算」の問題例
段位「わり暗算」の問題です。
わる数(除数)の桁+答え(商)の桁が、
5~7桁の問題が出題されます。
問題の構成は、
No.1~No.20:除数と商あわせて5桁
No.21~No.40:除数と商あわせて6桁
No.41~No.60:除数と商あわせて7桁
が、20問ずつとなっており、
最後の方に行くにつれて難しくなっています。
これが60問で制限時間3分です。
1問5点で全問正解すると300点、
290点取れば十段です。
問題構成や点数は「かけ暗算」と同様ですね。
段位認定試験「わり暗算」の計算について
「わり暗算」も「かけ暗算」同様、
制限時間3分なので考えている時間はありません!
しかし、わり暗算の場合、
計算を最後までしなくても解けるので、
比較的に上位の段をとりやすいとも言えます。
私もわり暗算だけは十段まで取得しました。
科目合格なのですでに失効してしまいましたが…。
結局、
十段に手が届いたのは、
「わり暗算」だけでしたけど、
それだけでも何だか達成感はありましたよ。
段位認定試験「わり暗算」の問題改正
「わり暗算」も問題改正の影響により、
難易度が上がっているといえるでしょう。
平成22年の改正前までは、
No.1~No.60まですべての問題が、
除数と商あわせて6桁で統一されていました。
しかし、問題改正によって、
20問ごとに難易度が変化する問題構成になりました。
No.1~No.20:除数と商あわせて5桁
No.21~No.40:除数と商あわせて6桁
No.41~No.60:除数と商あわせて7桁
…という感じです。
こいつは厄介です。
私も問題を解いてみましたが、
No.41~No.60の最後の20問は、
以前の問題に比べ難しい問題なので、
やはり多少スピードが落ちてしまいます。
これは最初の20問をはやく計算して、
時間稼ぎするしかないかもしれません!
もちろん伸び盛りの子供たちは、
残りの20問をいかに早く正確に解くか
頭の『そろばん』をいかに長く伸ばすか
を考える必要があるのは言うまでもありませんね。
段位認定試験「わり暗算」の計算方法
「わり暗算」の問題は、
答えの桁数が少ないので、
“わられる数”を全部頭に入れなくても答えはでます。
この問題だと、まずは、
“499”まで頭に入れて“820”でわっていきます。
“499”を“820”でわると、
答えに“6”がたつのが分かると思います。
そうすると“499”のうち、
割り切れずに残っているのが、“7”になりますね。
“7”を“820”でわろうとしたときに、
考えられる答えは“9(8×9=72)”しかないですよね。
“わる数+答え”の桁数は、
20問ごとに決まっているので、
答えの桁数はあらかじめ予測できます。
例題では、
答えの桁数は3桁と予測できるので、
答えは“609”ということになりますよね。
それでも予測した“9”の答えに不安があれば、
答え“609”の“9”と、
わる数“820”の最後の数字“2”をかけた
答え“18(9×2)”の最後の数字“8”が、
わられる数“499,380”の最後の数字“8”と、
一致することを確認しましょう。
(このとき、0は無視して考えてください。)
一致すればその答えは合っていますよ。
段位認定試験「わり暗算」を早く解くためにしたこと
これは、
ほぼ「かけ暗算」の場合と同様です。
答えを記入しながら計算する
「かけ暗算」と同様です。
最初の問題だけ1~2秒で解いて、
あとは答えを記入しながら問題を見ます。
そして答えを書き終わる頃には、
次の問題を計算し終わっている状態にするということですね。
字は小さく書く
「かけ暗算」と同様です。
基本中の基本ですね。
読める範囲で字を小さく書いて、
動作を極力抑えるようにしましょう。
計算を省エネ化する
これは、上述したように、
律儀に計算を最後までしないということですね。
最初の簡単な問題に時間をかけない
「かけ暗算」と同様です。
これは私がやっていたことではなく、
改正にともなって変更された問題の対策です。
改正後の問題は、
No.1~No.20の問題は比較的簡単です。
その簡単な問題を早めに解いて、
最後の方に出てくる問題の計算時間にあてましょう。
「わり暗算」は全部の科目の中で、
いちばん高段位を取得しやすい科目です。
これだけでも十段に手が届けば、
他の科目も俄然やる気が出てくるのではないでしょうか。
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