『そろばん』8級~わり算~

そろばんを学ぶ

「わり算」の問題例

8級の“わり算”の問題です。

わる数答え(商)の桁が
合わせて3桁の問題になります。

8級はこのような問題が10問あります。
1問5点50点満点となります。

 

“わり算”が試験範囲に入ってくるのは、
8級からになりますので、ここでは、
8級の問題を使って説明していきますね。

 

「わり算」をするのにも“かけ算九九”が必要

かけ算と同様に、
わり算も“かけ算九九”が必要になります。

 

かけ算の場合は、数字をかけるごとに、
『そろばん』の珠を積み上げていきましたね。

わり算の場合は、かけ算とは逆に、
割られる数の珠を取り崩していく感じになります。

 

イメージ湧きますかね?
実際に計算を時ながら理解していきましょう。

 

「わり算」の問題を解いてみよう!

 

実際に解いてみましょう。

わり算の解き方は、
最初に“わられる数”を『そろばん』に入れて、
“わられる数”を引いていきながら答えを出します。

いきますね!

 

ステップ①

 

まず、
問題の“わられる数”を『そろばん』に入れます。

“わられる数”は、“336”ですね。

そのまま、そろばんに入れます。
なんてことないですね。

 

ステップ②

 

ちょっと、ここから細かく区切って、
珠の入れ方を見ることにします。

“336”を“4”でわるのですが、
“336”の“33”の部分を見てください。

4の段で“33”に答えが近くなるのは、
“4×8=32”ですね。

 

なので、最初の答えは“8”になります。

 

“8”を『そろばん』に入れましょう。
この時、“336”と入れたすぐ隣に、
“8”と入れた方がいいですね。

なぜかというと、
変に一列あけて珠を入れると、
次にどこに入れないとならないか、
分からなくなってしまうことがあるからです。

答えがでた時に、
「一の位」と基準点がずれてしまいますが、
答えの桁を間違えなければいいことなので、
“わられる数”のすぐ隣に答えを入れた方がいいでしょう。

 

ステップ③

さて、今度は先ほどの“4×8=32”の“32”を
『そろばん』にいれた“わられる数”から、
引いていきます。

“336”の“33”の部分から、
“32”を引けばいいんですね。

そうすると図のようになります。

 

ステップ④

さぁ、
“わられる数”で残っているのは
“16”だけですね。

4の段で答えが“16”になるのは?

“4×4=16”ですよね。

 

そしたら、
答えの“4”を“8”の隣のスペースに入れます。

かならず、一回わるごとに、
右にずらして答えの珠をいれていくんですよ!

 

ステップ⑤

ラストです。

残っていた“わられる数”の“16”を
引いちゃいましょう。

何も残らなくなりましたね。
これで割り切れたということです。

 

これで答えは、“84”と出ましたね!

この場合、
答えの基準点は関係ないので、
気にしないでくださいね。

 

わり算の答えの桁数の考え方

かけ算でもそうでしたが、
級位が上の方になっていくと、
答えに「コンマ(,)」が必要になります。

しかし、わり算の場合、
答えと基準点は関係ないので、
答えを書く時に基準点通りに、
コンマを打つと間違えます。

 

最初にも言ったとおり、
8級の場合は、“わる数”と“答え”が、
必ず3桁になるように作成されています。

今回の問題なら、
“わる数=1桁”なので、
“答え=2桁”という感じです。

 

すべての答えを書いてから、
3桁ごとにコンマを打つのでももちろんいいです。

が!

“わる数”の桁を見ることによって、
“答え”が何桁か分かってしまえば、
コンマをどこに打てばいいのかすぐ分かりますよね?

 

コンマを打ちながら答えを書いていくのも、
より多く問題を解くためのテクニックなんですよ。

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