独特の雰囲気の全国大会
県代表として全国大会に出場すると、
全国の強者たちとその技能を競うことになります。
全国大会は、
各県の代表が集まり日本一を決める大会です。
県予選とは雰囲気も違うし、
周りの選手がみんな自分より強そうに見えるんです。
(というか、実際ほぼ私より強いです…笑)
また、他県の選手と交流したり、
有名な先生と話をする絶好の機会でもあります。
これは所属するそろばん塾の先生の
“顔の広さ”も関係してきますけどね…笑
このような交流での話なんかは、
今後の能力の向上に非常に役に立ちます。
昔々のことですが…
私が出場していたのは、
“そろばんグランプリジャパン”
という全国大会です。
私はこの大会の前身である
“国民珠算競技大会”を含めて
県代表として5回出場させてもらいました。
もうだいぶ昔の話になっているので、
記憶が定かではありませんが…
初めて全国大会に出場したのは、
“第50回 国民珠算競技大会”でした。
“国民珠算競技大会”としては、
最初で最後の記念すべき50回目の大会です。
当時私は、まだ中学1年生でしたね。
場所は新潟県だったのを覚えています。
というか、それくらいしか覚えてないです…笑
翌年の1997年からは、
“そろばんグランプリジャパン”
に名前が変わって大会が引き継がれました。
以後、福岡・広島・大阪・東京と、
2000年の大会まで出場しました。
なんだか懐かしいです。
会場の様子
全国大会の会場は、毎年、
大きな体育館などの施設が多いです。
ちなみに平成25年からは、毎年、
「兵庫県立文化体育館」で実施されているようです。
毎年、同じ会場ということなので、
大会のたびに違う県に行く楽しみは、
なくなってしまいましたねー。
会場にはびっしりと長机が配置されます。
そして都道府県毎に、
小学生のジュニア部門の選手から
大学・一般のシニア部門の選手まで
縦に一列になって座るんです。
観客席では、応援に駆けつけた人や、
そろばん塾の関係者が固唾を飲んで、
大会を見守る…という感じですね。
会場には結構な人数いるのですが、
競技中はそろばんの珠の音だけが響く
“異様な雰囲気”です。
全国大会はいい刺激になる
あの…こんなこというと、
怒られてしまうかもしれませんが、
当時、私の出身県は、
全国ではそんなに強くなかったんですよね。
まぁ…とはいっても、
県大会で優勝すれば県代表です。
県大会では数々優勝しているし、
優勝していれば慢心が生まれる…
そんな“井の中の蛙”状態の私に、
危機感を与えてくれたのが全国大会だったというわけです。
特に全国との差を痛感したのが、
隣の選手と交換採点をするときですね。
採点は隣の選手との交換採点です。
毎回と言っていいほど、
私の隣は優勝するほど強い選手なんですよ。
そして、その答案をみてみると、
答えがすべて埋まっているうえに、
ほとんど正解なんですよね。
採点するのが大変ですよ、まったく。
しかし、そのたびに、
“すごいなぁ!!”と衝撃を受けていました。
全国大会はこういった“いい刺激”を
受けることができる最高の場なんですよ。
ちなみに、
大会終了後は先生も含めた選手団で、
思いっきり観光して帰ったことは言うまでもありません…笑
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