『そろばん』段位~伝票算~(番外編)

そろばんを学ぶ

段位認定試験「伝票算」の問題例

今回は、
日珠連では廃止されてしまった
「伝票算」について書いていきます。

全珠連の試験では、
まだ審査選択として残っているので、
参考になる部分はあるのではと考えております。

 

「伝票算」の問題は、
実際の伝票の束になります。

ブログ上ではそれを1枚1枚載せても意味ないので、
以前ご紹介したブログ記事の写真にて、
“こんなものなのか~”と確認してみてください。

廃止された「伝票算」とは?

 

実際は、伝票15枚で1問となります。
それが30問制限時間11分でした。

15枚ごとに色紙が挟んであります。

 

見取り算と同様に、
1問10点で300点満点となっていました。

なお、むかし私が現役の時は、
十段は280点で合格だったんですよ!

 

段位認定試験「伝票算」の計算について

「伝票算」については、
「見取り算」と同様、暗算で計算していました。

 

それに「伝票算」は、
計算しながら“伝票をめくる”という作業があります。

そろばんを使うとなると、
通常そろばんをささえている左手を
“伝票をめくる”のに使わなければならないので、
そろばんが非常に不安定になります。

それに、
そもそもそろばんを使うと時間がかかるので、
暗算で計算した方が絶対的に早く問題が解けるんです。

 

あと、伝票算の際には、
大体の人が“伝票フォルダー”を使います。
これは伝票を固定するのにかかせません。

試験や大会の時は、
「用意!はじめ!」と言われたら、
伝票をフォルダーにセットします。

 

全国大会に行ったりすると、
“伝票フォルダー”を使わないで、
文鎮を伝票の角に置いて固定している人もいましたねー。

 

段位認定試験「伝票算」の計算方法

私の計算方法は、「見取り算」と同様、
3桁ずつ数字を小分けにして計算します。

 

「伝票算」の場合は、うまく伝票がめくれないと、
“伝票をめくることに一瞬意識をもっていかれる”
ことがあったので、「見取り算」のように、
“6桁の答えを一度に解答用紙に記入する”
なんてことは試しもしなかったですね(笑)

 

段位認定試験「伝票算」を早く解くためにしたこと

「伝票算」においては、

“いかに伝票を早くめくるか”

が結果を左右します。

 

なので試験が始まる前に、
こっそり伝票に細工をするんです(笑)

 

伝票を扇形に広げる

これは試験や大会で伝票が配られた際に、
絶対やっておかなければ、うまく伝票をめくれません。

 

伝票にはページ番号が振ってあります。

伝票が配られた直後に、
ページに抜けがないか確認する時間が、
与えられるんです。

 

その時に、
伝票をとめているホチキスを基準に、
伝票を扇形に広げてしまうんです。

そうすれば、
伝票が1枚1枚ずれて、めくりやすくなるんですよ。

 

伝票を手前にまるめる

これもページ確認の時にします。

伝票を手前にまるめると、
ページ1枚1枚が指に引っかかりやすくなるんです。

 

伝票をめくる動作を最小限に抑える

伝票のページをめくる動作が大きいと、
やはりタイムロスになります。

特に、
伝票の下の方に記載されている問題は、
そんなに伝票をめくらなくても見えます。

動作は最小限に抑えていました。

 

くしゃくしゃにする(人がいた…笑)

最初に言っておきますが、
これは私はやってませんからね!!(笑)

 

昔ですがページ確認の時に、
ページを確認するついでに、
伝票を“くしゃくしゃ”にしてるひとがいました。

“くしゃくしゃ”といっても、
むやみやたらに“くしゃくしゃ”に
しているわけではないんですよ。

 

めくりやすいように、
“手になじませている”
と言った方がいいかもしれません。

考えながらめくりやすいように、
“くしゃくしゃ”にしているんです。

 

でも、ページ確認の際の、
短い時間でやるんですからね。

やりすぎると注意されますよ(笑)

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